ペットボトル梱包材生出

食品包装とバブル崩壊

1980年代は、高品質・高付加価値化を目標に日本自らが技術開発をしなければいけない時代になり、食の低塩化や日本型食生活を目指して多くの技術開発がされ、新しいチャレンジがなされました。年の暮れ後半には、バブル経済によって、美味しいものをかなり離れた場所からでも取り寄せたことで、「グルメ時代」「飽食の時代」とも言われました。この時代の時に、機能性食品や機能性包材などの開発が行われました。1990年代には、一転バブル経済が崩壊したことにより、自らの生活を見直し、食の安全、環境への配慮を重視する時代になり、「製造物責任法」(1994年)や「容器包装リサイクル法」(1997年)など様々な法律・規格などが整備されるように変わりました。食品包装は、この時代に、「食の安全」志向を背景に蒸着系の高遮断性フィルムが包装材として普及していきました。