ペットボトル梱包材生出

ぬれ張力試験の限界について

界面張力というのは、固体と液体のいろいろな性質の相互作用で、同一の液体だとしても固体が異なれば、その値は変わってきてしまうそうです。なので、張力試験では、異なったプラスチックに対する濡れ張力の数値の間に、相互関係がないといえるそうです。

逆に言えば、標準液で異なった種類のフィルムを測定した場合は、同じぬれ張力だとしても接着剤の接着性や弾き方は異なってくるそうです。したがって、ぬれ張力は、同じ種類の材料の濡れ性の比較に用いるのが本質といえるそうです。

このことは絶対に理解しないといけないという人もいます。実際に行ってみると、濡れ試薬が役立ったのは、コロナ処理の有無判定ぐらいなのだそうです。エマルジョンタイプのPVDCコート膜の表面はコロナ処理の有無にかかわらず、54ダインの濡れ試薬でぬれるそうです。