ペットボトル梱包材生出

軟包装のイノベーションについて

2013年の世界軟包装会議の中で、軟包装のイノベーションとして最も採用事例が取り上げられたのは、チアーパック(細川洋行)です。世界市場への初登場は1990年開催のInterpacと言われています。この時、チアーパックは提携先のイタリアの会社のスポーツ飲料に採用されました。これが現在も使われているスパウト付きパウチの始まりです。当時の英国ICI社が、この包材に同社のPETフィルムが採用されました。細川洋行によると、チアーpac技術はその後20年間に、世界各国にライセンス供与されて、1995年にデュポン賞の最高位・ダイヤモンド賞を獲得しました。これは日本企業にとって初めてのことです。また、この後、同社は10億袋を越える供給を行ったそうです。この成功は世界中どこにも供給可能な体制があったからです。