ペットボトル梱包材生出

大学発ベンチャーと包装新技術

植物由来のバリア材料は、スウェーデンのシャルマー工科大学に端を発しているものです。大学発のベンチャーの面白いところは、それらのユニークな発想が、長いスパンで考えられている点です。

短期的視点ではなく、しかも植物由来とか廃棄物ゼロなどといった食品と包装に関する持続可能な開発目標にも合致しています。大学は次世代包装技術への新しいアプローチと言ってよいでしょう。

MITが発明したリキッドガイドの当初の狙いは、石油や天然ガスパイプラインに発生するメタンハイドレード詰まり除去防止剤の開発でした。彼らはこの成功をきっかけにケチャップボトルへの応用を思いついたと言われています。

二人は2012年に会社を設立しました。このコーティング技術はガラス、プラスチック、セラミック、金属のあらゆる容器内部に適用可能だということです。